退院報告!
令和4年7月2日(土)負傷を負って入院していた吉田仁成君が、尚武館のみんなへ退院の報告をしに県立武道館へ来てくれました。
安里より子先生から、
状況をご存じない方もいることから大会で起こったこと。
大会ドクターや救急救命士や消防士とでAEDも使い心肺蘇生に取り組んだこと。
「心臓震盪」のこと。
血液が脳に行っておらず顔色がどす黒くなっていたこと。
目もむき出して、白目になって、舌をだらんとなっていたこと。
手足も冷たくなっていたこと。
お父さんは一生懸命名前を呼んでいて半狂乱な状態だったこと。
お母さんもただただ泣き崩れていたこと。
ドクターヘリで搬送していただいたときも意識は無かったこと。
救急救命士でも、延命措置を続けるなか、もう駄目だと内心思ったこと。
今も手のしびれが残っていること。
一命をとりとめて、ここに戻ってきてくれたこと。
仁成を全中に連れていくと仲間が切符をつかんだこと。
が紹介され、みんなで”お帰り”と大きな拍手でお迎えしました。
話を聞いているだけで、涙が溢れそうでした。
そして、吉田仁成くんから
「僕は先週あった県大会で心臓震盪で心臓が止まって、いろんな方々の素早い対処のお陰で後遺症も残らず、今日元気に退院することが出来ました。
心臓震盪は皆さんにも起こり得ることなので、気を付けてください。
本当に助けて頂いた方々には感謝しかありません。
本当にありがとうございました。」
と退院の報告に来てくれました。
保護者から
「先日、長崎県小浜で全中県予選がありました。
試合中に相手の蹴りの膝が心臓辺りに入り、心肺停止いたたしました。
仁成は心臓疾患がある訳でもなく、体に異常がある訳でもなく健常者です。
心肺停止した理由は心臓震盪と言って8歳から18歳位までの成長期の骨が柔らかい子供に多く、誰でも心臓震盪になる可能性が有ると言う事を知って頂きたく投稿させて頂きます。
心臓震盪とは「心臓が1回ドクンと鼓動を打つ中で1/1000のタイミングで心臓が止まるタイミングが有るのですが、そのタイミングで衝撃を貰うと誰でも心臓震盪になる様です。1分間で60回鼓動を打つなら60回、100回鼓動を打つなら100回その止まるタイミングがあるらしいです。
防ぐ事は出来ませんが、もしその様な事態になった場合、心配蘇生を行いAEDを使用すれば助かります。処置の時間は3分以内なら後遺症は残らず3分を超すと障害が残り、5分を超すと低酸素脳症で脳死の状態になります。」
今回、博文先生、和徳先生、江口先生、大石先生などがいち早く心配蘇生で脳に血流を送って下さり、まわりの皆様の迅速な対応により、今の所大きな後遺症は残らず一命を取り留める事が出来、周りの全てのの人に感謝の気持ちで一杯です。
まだ手の痺れなどがあり、リハビリも必要ですが、無事に退院致します事をご報告させて頂きます。
また、沢山の励ましの御言葉有難う御座います。仁成も大変勇気付けられて回復に向かったと思います。
心より感謝申し上げます。」
とのお言葉を頂きました。
仁成、退院おめでとう!
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